ワタシ的しょーもない発見『細川ガラシャ夫人』三浦綾子

なんとなく細川ガラシャという人が気になっていたので、日本での緊急事態宣言の時に読んでみました。お家時間もたっぷりあったので。

 

細川ガラシャは明智光秀の娘でキリシタン。しかも聡明で美人(と言われてる)。

気になりますよねぇ。

 

 

大河ドラマ「麒麟がくる」でも、一乗谷にいる明智光秀のところに細川藤孝が来て、玉子(後のガラシャ)と会うシーンがありましたね。

玉子が藤孝になついてきて、それで藤孝が「うちにも同い年の息子(細川忠興)がいる」と。

あぁ、これは後にお互いの子供が結婚することへの伏線だなぁ、と思ったわけです。

 

この本を読んでから数ヶ月後に「麒麟がくる」の細川ガラシャ役を芦田愛菜ちゃんが演じることが発表になりました。

ぴったりな配役だと思いました!

 

さて、この本の中では、細川忠興が玉子を城内から一歩も外に出さなかったり、玉子と喋った庭師の首をはねたりするのは、玉子を愛するがゆえの行動というトーンで描かれています。

そんな忠興の激しい愛情に心打たれるのですが…

 

後日、別の本を読んだ時に知ったのですが、ヨーロッパの宣教師が残した書物にはガラシャは「残虐な夫の仕打ちを耐え忍んだ女性」的な描かれ方をしているそうで。

 

これはまた別の機会に書くとして。

 

私がこの本を読んだ後にしばらくたって…ふと発見してビックリしたのが…

 

細川忠興は細川三斎と同一人物

 

ということです。(しょーもない驚きでスミマセン(^^;; あー、ほんと出家して名前変えるのやめてほしい…)

 

細川三斎といえば、利休七哲の1人で、利休が秀吉に怒りを買い蟄居を命じられて堺に戻る時、宿の船着場まで密かに見送りに行った2人のうちの1人じゃないですか!(もう1人が古田織部)

 

そんな人がガラシャの旦那さんだったなんて!

 

三浦綾子さんの本の中では、忠興と利休のエピソードが書かれてなかったので、まーったく気付きませんでした。とほほ(^^;;

 

 

細川三斎ってガラシャの旦那さんだったんだ…という自分の中での発見にうち震えながら、次は三斎についてのこの本を読みたくなったのでした。

 

 

 

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