ジャムとヴァレニエ

こんにちは。外出を控えてお家でまったりしているmaruです。

 

今日のおやつがザ・ロシアな感じになったので、写真を撮ってみました。 

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  • ブリヌイ:ロシア風パンケーキといわれますが、クレープのように薄いもの。
  • ヴァレニエ:ロシアのジャム。でもジャムとは違うもの。
  • スメタナ:サワークリームのようなものだけど、やっぱり何か違うもの。

 

ブリヌイ

写真のブリヌイはスーパーで買ってきたものです(なのでとっても綺麗な形、笑)。

お家で焼くとうまくひっくり返せずに、破れたりぐちゃぐちゃになったりするので。

ちなみにマースレニッツァ(下記の過去記事ご参照)の時にはロシア人はブリヌイをたくさん食べますが、それ以外の時期にもカフェやレストランにはたいていある定番のデザートです。ブリヌイ専門のチェーン店もあります。

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ヴァレニエ

 

ロシアンティーというと、ジャムが添えてある紅茶を想像する方が多いと思いますが、正確に言うとあれはジャムでなく、このヴァレニエなんだそうです。

果実を煮詰めたものですが、ジャムほどの粘度がなくサラッとしています。

なので、ブリヌイや紅茶と一緒に食べるのには適していますが、パンにつけるとダラダラとこぼれるので食べにくいと思います。

ちなみにロシア人は紅茶にジャムを入れて飲む、というイメージがありますが、ロシア語の先生にそれを言ったら「紅茶に入れるのはジャムじゃない!ヴァレニエだ!ジャムは外国から来たもので、ロシアに昔からあるのはヴァレニエ!」と力説されました(笑)

ちなみにロシア語の表記でヴァレニエはвареньеです。

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スメタナ

 

サワークリームに似ていますが、ちょっと違う…表現が難しいですが、ヨーグルトに生クリームを混ぜた感じ???でしょうか。実は、サワークリームとは製法も違うようなので、ロシア語の先生に聞いたらやはり全く違うものよ!と言いそうです(笑)

楽天、Amazon、カルディ、成城石井、冨澤商店などのオンライショップで買えるか検索してみたのですが、どこにもに見つかりませんでした。驚き😳

スメタナを検索しても作曲家のスメタナしか出てこない!笑

なぜ???

と思ったら、ウィキペディアにこんなことが書いてありました。

スメタナは比較的低温でも発酵が進むため、一般の乳酸菌ヨーグルトのように加温しなくても殖やすことができる。

また、低温に保てるため雑菌が繁殖しにくい。反面、流通過程で発酵が進み、発生したガスが密封容器を爆発させてしまう恐れがあるため、容器は空気穴を空けたものが用いられる。日本では、食品衛生法上、この空気穴を空けることが認められていない[要出典]ため、生菌を含む製品は事実上流通させることができない。 (ウィキペディア「スメタナ」より)

なるほど。それで見つからなかったんですね。

じゃあ、手作りしよう!と思った方のために、レインビオ株式会社さんのサイトからレシピのページを貼り付けておきます。

ロシア風本格スメタナ – ダヒ ヨーグルト種菌 | レインビオ公式 通信販売

 

こちらの会社ではインドのヨーグルト「ダヒ」を作るための種菌を売っているそうです。インドのラッシーもこの「ダヒ」を使って作られているとのことです。

dahiyogurt.com

 

モスクワでは簡単に手に入り、何のありがたみもないスメタナやヴァレニキですが、日本に帰ったら恋しくなるんでしょうね…笑

 

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